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世界の仲間

世界各地で一斉に行われているICC。
日本の各地で河川流域や水中クリーンアップのコーディネーターを担う仲間たちとJEANと直接つながりのある海外の団体を紹介します。

美しい山形 最上川フォーラム

 山形県の母なる「最上川」をシンボルに、美しい元気な山形づくりを目指して、2001年7月に発足しました。産学官公民4200会員がイコールパートナーの全県的組織で、住民が交流し、美しい自然や文化を次世代に引き継ぐ活動をしています。
 発足以来継続しているクリーンアップ活動や、一斉水質調査、桜の維持管理を支援する最上川夢の桜街道®づくり、写真コンテスト、舟運文化の掘り起こしなど、環境・文化・経済を融合化し活力ある地域づくりに取り組んでいます。
県内全域でのスポーツGOMI拾い、小水路への簡易柵設置など、海〜川〜町をつなぎ、多彩な発生源対策「捨てない・捨てさせないin最上川」へステップアップし、海岸漂着物削減に繋がる新たな活動を展開中です。

写真:美しい山形 最上川フォーラム

海をつくる会(The sea beautification society)

  1981年設立した市民団体で、水環境改善のために活動しており、2012年には緑綬褒章をいただきました。主に ①海底・湖底・海浜の清掃、②アマモ場造成、③干潟観察、調査を活動3事業としております。会員は100名以上在籍し、99%がスクーバダイビングライセンスを保持しています。
合言葉は『子供・未来に繋ぐ、豊かできれいな海づくり』
海をつくる会facebook

写真:海をつくる会

クリーンアップ関西事務局

 ビーチクリーンアップの先見性と合理性に共感し、1990年秋の神戸でのICCに参加したメンバーが中心となって、1991年11月に設立。関西・中国地域を中心にビーチクリーンアップの普及・啓発に尽力している。事務局と名乗っているが、専従者はおらず、メンバーは会社員、公務員、学生、主婦、シルバー層など多彩な顔ぶれで構成されている。日常はインターネットや電子メールなどでの情報交換が中心であるが、須磨海岸(兵庫県神戸市)のオープン会場を年2回主催するとともに、企業団体におけるビーチクリーンアップ活動への協力・サポートも行っている。

写真:クリーンアップ関西事務局

クリーンアップ浦生

 「ごみ拾い」ではなく、「ごみの調査」というオマジナイに惹かれ、山域でのエコロジーを堪能する「自然と共に生きる会」のメンバーと1990年秋からエントリー。1994年から海岸の漂着ごみ調査を毎月行うために設立されました。春秋のキャンペーンのコーディネートと、お遊びを兼ねた月例活動を実施しています。20数名の会員が、社会問題を自発的に解決したいと模索する市民への「機会提供者」として鋭意活動中です。宮城県仙台市浦生干潟会場を運営しています。

写真:クリーンアップ浦生

NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム(東京都江戸川区)

 荒川クリーンエイドは、奥秩父から埼玉県と東京都を流れて東京湾に注ぎ込む流域人口約1千万人の荒川において、種類ごとに数を調べるごみ拾いを行う活動。活動を開始して20年目を迎え、流域の市民団体や自治体、学校、企業が各会場を主催する形で毎年100以上の会場、1万人以上が参加している。集めたごみは自治体や国土交通省荒川下流河川事務所と連携して処理されている。
「クリーンエイド」とは、Clean(きれいにする)+Aid(助ける)を意味する造語で、「ゴミを拾って自然を助けよう」という想いが込められている。ヨシ原や干潟のごみを取り除くことによって、健全な自然がよみがえり、生き物も元気になって、川の水も浄化される。さらには、河川敷の生物多様性保全活動、環境学習支援、流域連携活動なども行っている。また回収したごみで最も多いペットボトルを対象に、2011年より「マイボトルdeゴミ拾い。」と称したキャンペーンを実施するなど、ごみを拾うだけでなく、参加者の意識を変えることによって、ごみを減らす活動を推進している。東京都、埼玉県で荒川クリーンエイドを主催、全体運営。

写真:荒川クリーンエイド

クリーンアップかごしま事務局

 1998年秋のICCに参加した鹿児島の4人のキャプテンが、県内でもっとこのキャンペーンの輪を広げようと、1999年2月、地元の海が見える鹿児島に情報の中継基地として設立。鹿児島の海から全国に向けて改善策を提案していこうと、県内会場のコーディネートを中心にクリーンアップに関する普及・啓発、地域での活動支援および環境教育を行っている。鹿児島県内でのローカルキャンペーン「かごしまクリーンアップキャンペーン」を主催。

写真:クリーンアップかごしま事務局

NPO法人沖縄O.C.E.A.N.
沖縄 海洋文化と自然環境アクションネットワーク

 1995年に沖縄インターナショナルクリーンビーチクラブのメンバーによって設立。2003年にNPO法人格を取得。沖縄の海の環境保全を目的に、ビーチクリーンアップのサポート活動や、毎年9〜10月に琉球列島全土で開催される「クリーンアップ・ゆいまーる -ICC」を実施し、環境教育プログラムも企画提供している。

写真:NPO法人沖縄O.C.E.A.N. 沖縄 海洋文化と自然環境アクションネットワーク

OSEAN(Our Sea of East Asia Network)(KOREA)

  “OSEAN”は、“Our Sea of East Asia Network” (私たちの東アジア海洋ネットワーク)の略で「オーシャン」と読む。東アジアの海は、世界の中で最も経済活動が活発な海域の一つであり、海洋環境問題が最も深刻な海域でもある。東アジア各国の団体が国境を越えて協力し合い、この問題を解決することを目指し、2009年9月、韓国に設立。特に韓国では、市民によるモニタリングやICCの実施、教育/啓発プログラムの開発、国際協力活動など、東アジアでも先駆的な活動を行っている。OSEANの活動の原則は、「地球規模で考え、地域で活動する」こと。東アジアでの取り組みをまとめた「Marine Litter News」をJEANと共同して発行している。韓国においてICCを主催。

写真:OSEAN(Our Sea of East Asia Network)

黒潮海洋文教基金会/Kuroshio Ocean Education Foundation(KOEB)(台湾)

 2000年から始まった台湾でのICC。現在、参加団体は徐々に増え、2010年、NPO6団体(黑潮海洋文教基金會、荒野保護協會、環境資訊協會、海洋科技博物館、台南市社區大學、綠色公民行動聯盟)で「台湾海洋クリーンアップ連盟(台灣清淨海洋行動聯盟:TOCA)を設立。TOCAはJEAN(日本)、OSEAN(韓国)、OCとともに、海洋ごみ削減に向けて尽力している。2010年、JEANの藤枝博士による「国際ライタープロジェクト」に参加。その結果の共有は、海洋ごみ問題が台湾の人々にこの地球上にいるみんなで責任を持ち、行動すべき国際問題であることを気付かせてくれた。台湾におけるICCを主催。

写真:TOCA

上海仁渡海洋環境発展中心(中国)

 当団体は2007年に始まり、主に中国の上海をベースとして海洋環境保護に焦点を当ててきました。オーシャン・コンサーバンシーの中国本土におけるチーフコーディネーターとして、毎年地域のボランティアのビーチクリーンアップを組織し、沿岸の団体がビーチクリーンアップ活動をする手助けのために現地に行きます。これは、国内の海洋環境非営利団体の連携と育成を推進して中国内での共働ネットワークを構築するためです。そのほかに、小学校での海洋教育コースをデザインして教えています。また、中国の海洋ごみ管理システムや海洋ごみのデータ報告、河川観察ポスト、ビーチ・エコツーリズム、「ごみがどのように海を渡るのか」といったマイクロ映画などの事業も行っています。中国NGOの代表として、2011年から毎年UNEPによる会議にも出席し発表しています。上海仁渡海洋環境発展中心は、フォード・モーター・カンパニー環境保護助成やGGFのほか、ジョンソン&ジョンソン、インテル、シュナイダー電気などの国際的な会社から支援を受けています。

写真:上海

写真:上海

オーシャン・コンサーバンシー Ocean Conservancy

 1972年に海洋生物に関する環境教育センターとして設立されたワシントンDC(USA)に本部を置く非営利・会員制の自然保護団体。設立時は、海洋生物とその生息地および沿岸域の海洋自然の保護と調査研究、漁場保全が主な活動であったが、1986年からはInternational Coastal Cleanup(ICC)を主催し、活動の領域を広げ、全米一の海洋自然保護団体に成長した。現在、フロリダ州、ルイジアナ州、テキサス州、カリフォルニア州、オレゴン州、アラスカ州に支部を持ち、海のために行動する市民への教育と支援を行うと共に、北極圏からメキシコ湾まで、さらには議事堂まで、私たちが住む水の惑星を守る解決策を見つけるために人々を一つにする役割を担っている。OCの主な活動は、まず事実を把握するための調査活動を行い、その結果に基づいた政策提言、環境教育を通じた市民の環境意識向上、政策決定への市民参加などである。International Coastal Cleanup(ICC)を主催。

写真:オーシャン・コンサーバンシー

クリーンアップザワールド Clean Up the World(CUW)

 Cleanup the World(CUW)は、1989年、ヨットマンのイアン・キアナン氏の発案によりオーストラリアで始まった清掃活動。1992年から国連環境計画の協力を得て毎年100カ国以上、約3,500万人が参加する国際的な活動へと発展。「とにかくみんなで拾おう」というわかりやすい呼びかけを行う。期間や場所に制限がないため、街中で行われる清掃活動も含まれる。事務所は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州。Clean Up the World(CUW)を主催。

写真:CUW

アラスカ沿岸研究センター Center for Alaskan Coastal Studies

 アラスカ湾のホーマーにある非営利の環境教育グループ「アラスカ沿岸研究センター」は、カチェマク湾の急速な変化を把握するための草の根の取り組み「カチェマク・コーストウォーク (Kachemak CoastWalk)」として1954年に始まりました。コーストウォークは,長期の沿岸モニタリングと管理プログラムであり,沿岸生態系への人間の影響とその傾向を把握することが目的です。コーストウォークのボランティアは、開始当初から毎年9月にホーマーの町の海岸を含むカチェマク湾岸の32の海岸地帯の生物多様性と人間の影響調査を行っています。海岸ではボランティアとともに漂着する海ごみを清掃し,取り除いたごみの量と種類のデータを収集することで,直接的に環境を改善しています。コーストウォークの中核は,市民科学とサービス・ラーニング(学校の教室における学習と、地域で行われる有意義な奉仕活動を組み合わせた教授・学習・省察のための方法論のこと)の両方を採用することにあります。(Center for Alaskan Coastal Studies/教育専門家/Loretta Brwon)

写真:cacs

アラスカ湾の番人 Gulf of Alaska Keeper (GoAK)

 GoAKは、米国アラスカ州にある非営利環境保護NGOで、アラスカ湾を生息域とする生物とその生息地を守るため、主にアラスカ湾沿岸の海洋ごみ問題に取り組んでいます。GoAKのメンバーは、毎年、大勢のボランティア(日本からも多く参加している)と共に、アラスカの辺鄙な海岸の清掃を行っています。またGoAKは、アラスカ州における震災起因漂流漂着物処理対応の主たる契約者であり、日本政府からの寄付を受けたアラスカ環境保護省と協力して、アラスカ州での海岸清掃事業を監督しており,これらを通して、海洋ごみ除去の国際的リーダーとして認められるようになりました。GoAKによる海岸清掃活動 は、2002年から大規模に始まり、これまで150万ポンド(675トン)のプラスチック海洋ごみを1,400 マイル(2,240km)以上の海岸線から取り除いてきました。2011年の津波によってアラスカの海岸に漂着する海洋ごみが倍量する一方、フィリピンの台風やコンテナ船からの荷崩れ・流出、船舶の難破、商業漁業からの遺棄ごみ、市街地からのごみ混じりの排水、そして国際的な不法海洋投棄などにより、引き続き太平洋に大量のごみが投じられています。こういった継続する脅威から、GoAKはビーチクリーンアップと海洋ごみに関わる研究を続け、同時に人々に海洋ごみの危険性について啓発しています。(GoAK/代表/Chris Pallister)

写真:goak

バンクーバー水族館

 Great Canadian Shoreline Cleanup(グレート・カナディアン・ショアライン・クリーンアップ)は、バンクーバー水族館とWWFカナダが共同で実施している海岸清掃活動です。対象は、カナダ全域の水辺に接している陸地であり、1年を通じて実施されています。2015年の活動は、企業グループ、学校、NGO、ガールガイド、スカウト、コミュニティーグループなどによって湖や河川、小川、雨水排水路や校庭など2000箇所で実施されました。
 またバンクーバー水族館は、クリーンアップの経験を生かすため、教師のための教育教材(無料)も開発しました。さらに私たちGreat Canadian Shoreline Cleanupチームの4人のスタッフは、バンクーバー、トロント、モントリオールに在住し、カナダ全土でのボランティア支援体制を整えています。

写真:gcsc

写真:gcsc

ワシントン・コーストセーバーズ Washington Coast Servers

 ワシントン・コーストセイバーズは、ビーチクリーンアップや教育、予防を通して、ごみのないワシントン州の海岸を維持するために活動しているパートナー団体やボランティアの連合です。パートナーには、米国海洋大気庁(NOAA)やオリンピック国立公園、ワシントン州立公園、ライオンズ・クラブ・インターナショナル、サーフライダー・ファウンデーション、ザ・マウンテニアーズ、草の根ごみギャングなどが加わっています。コーストセイバーズの主な取り組みには、4月のワシントン海岸クリーンアップと、独立記念日翌日の7月5日、そして、国際海岸クリーンアップ(ICC)が含まれています。2014年に日本でJEANが開催した海洋ごみのシンポジウムの参加をきっかけに立ち上げられたビーチクリーンアップ団体の連携組織ワールド・オーシャン・コレクティブの設立メンバーでもあります。

写真:wcs

SOLVE

 SOLVEは、米国オレゴン州の非営利団体で、州全域の人々と共に環境を改善し、管理の伝統を築いてきました。1969年に小さい草の根グループから始まった活動は、ボランティアによる環境の国家的モデルへと成長しました。今日、SOLVEは何万人ものボランティアを州内から動員・訓練し、オレゴン州の海岸や川を清掃し、流域の修復を行っています。3月の春のオレゴン・ビーチクリーンアップと9月のICCの二つが、SOLVEのオレゴン州全域に及ぶプログラムとなっています。毎年、1万人以上のボランティアが海洋ごみや散乱ごみを363マイル(約580km)の海岸から回収し、現在と未来の世代のために海岸を美しく保っています。(SOLVE/プログラム・コーディネーター/Joy Irby)

写真:solve

ハワイ諸島を美しく保つ会 Keep The Hawaiian Islands Beautiful (KHIB)

 KHIBは、501(c)3法人(米国において、内国歳入法典第501条C項3号の規定に基づき、連邦法人所得税免税や寄付税制上の優遇措置などの対象となる免税非営利公益法人)であり、2015、2016年の3月〜6月にはアメリカを美しく保つ会の「グレート・アメリカン・クリーンアップ(KAB)」と2015年11月15日には「アメリカ・リサイクル・デイ」の各イベントをハワイ州に代わって運営します。また2015年9月19日にはOCのICCも運営します。ハワイでのICCは「Get The Drift & Bag It!(漂流物を掴み袋に詰めよう!)」と呼ばれており、1988年に始まりました。何千人ものボランティアが多くの時間を費やした結果、政府や地域社会との協力的なパートナーシップをもたらすようになりました。(代表/Chris Woolaway)

写真:khib

ハワイ野生生物基金 HAWAIʻI WILDLIFE FUND (HWF)

 HWFは、ハワイ固有の野生生物の研究、教育、支援を通じてその保護に貢献することを目的とした非営利団体で、1996年に設立されました。HWFのメンバーは、ハワイの脆弱な海洋生態系と海洋動物たちのため活動する教育者や保護活動家、研究者、博物学者、地域グループ、ボランティア、寄贈者などから構成され、地域パートナーや国際的協力者とともに共通の目的を果たすために様々な経験を重ねて来ました。またHWFは地域社会に研究と教育、保護活動への参加を積極的に勧め、ウミガメ、ハワイアン・モンクシールの保護と海洋ゴミの回収や防止が中心です。そして、現場での河口や入り江、海岸線、養魚池の修復に努力しています。 HWFは2011年に初めてJEANのメンバーに会い、それ以来、海洋ゴミ除去と防止におけるパートナーです! 世界の海の健康に利するために、私たちは今後も共に取り組んでいきたいと願っています。HWFについての詳しい情報はウェブサイト 、または、facebook/Instagram(@wildhawaii)をご覧ください。

写真:hwf

写真:hwf

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