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クリーンアップキャンペーン結果

2014年結果概要

 2014年のクリーンアップには、北は北海道から南は沖縄県まで361会場(図1)に延べ34,539人が参加し、208kmの海岸,河岸,湖岸,水中および内陸から、96トンのごみを回収しました(表1)。このうち秋に行われた「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup; ICC)」には10,570人が参加し、78kmの水際等から一つひとつ丁寧に拾い上げられたごみの総数は、219,933個にも達しました。
 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。ここでは,2014年のクリーンアップキャンペーンの結果を報告します。詳しくは,「2014 JEAN 年間活動&クリーンアップキャンペーンレポート」をご覧下さい。

クリーンアップ会場

都道府県別実施状況の比較

総合ワースト10品目

ここに注目!

総合ワースト10品目の24年間の推移

ここに注目!

流出起源(破片類,陸上起源,海域起源)の特徴

ここに注目!

まとめ

 水辺の漂着散乱ごみの特徴をまとめると以下のようになります。

 これら海洋に流出したごみは、一度海底に沈むと回収が困難となり、また海に流出したごみは,海の流れによって広域に拡散していきます。産業や医療に関わるごみの流出も大きな問題ですが、私たちはまず、「飲料」「食品」「喫煙」「生活」など日常生活に起因するごみが海のごみの主体であり、海と離れた陸上に住む私たちの生活が海洋に大きな負担をかけていることに気付かなければなりません。また近年、海岸に放置されたごみの破片化の進行は深刻です。特にプラスチックは、微小な破片となっても自然界では長期間分解されないため、海の流れに乗って広域に拡散し、人の手が届かないところに集積していきます。
 本結果から見えてくる効果的な対策は、全体の8割を占めるトップ10への集中的な対策です。そのためには、全体の4割を占める破片/かけら類の発生抑制が重要なカギとなります。破片/かけら類の多くは、海岸に漂着したものや海洋を長期間漂流中に紫外線による劣化や波浪による衝撃などによって破片化したものと考えられます。よって、破片化する前に海から回収することが急務です。
 美しい海を取り戻し、それを維持して行くためには、今後もみなさんによるクリーンアップの取り組みが必要です。

過去の結果

 過去のICC結果概要は以下からご覧下さい。

活動

ICC

クリーンアップ会場マップ

クリーンアップ会場はこちら

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