拾うだけでは解決しない
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特定の地域に、繰り返し大量に漂着
- 漂着ごみは、海流や風、海岸の地形や向きによって、特定の地域に集中して大量に流れ着きます。一度回収しても、その後も繰り返し漂着します。
- 海岸に漂着するごみは、海洋ごみの一部であり、多くのごみは海の中を漂流しているか、海底に沈んでいると言われています。
水分、塩分、汚れの付着のためにリサイクル困難
- ごみには漂流中にさまざまな生物や汚れが付着するため、リサイクルに適しません。
- 多種多様な材質のごみが混在しているため、分別が困難です。
紫外線や高温で劣化し、小さな破片に
- ごみは、時間とともに劣化し破片になります。元は大きな一つのごみが、破片化で多くのごみに変わります。
- ごみの中で多くの割合を占めるプラスチックは、細かくなっても、自然分解はしません。
- 小さくなると、回収も難しくなります。
- 小さくなればなるほど、より多くの生き物が、エサと間違えて誤飲する可能性が高くなるといわれています。
拾えない場所(道がないなど)にも漂着
- ごみは、漂着する場所を選びません。
- 回収したくてもたどり着くことができなかったり,たとえ回収ができても運び出すことができないこともあります。
- 離島に漂着したものは,処分場まで運ぶために多大な運送費がかかります。