経済的な影響
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景観悪化による観光への影響
- ごみによる景観の悪化は、観光客減少につながる大きな問題です。実際にその場所を訪れた観光客から、汚れていると苦情が発生することもあります。
ごみによる漁業への影響
- 水産物にごみが混入してしまうと、取り除き作業が発生します。中でも、海苔やモズクなどの海藻やチリメンジャコなどの、細かい水産物に小さなごみが混入すると、除去や確認の作業は難しく、漁業者には大きな負担となります。
- 水産品に、ごみなどの異物が混入すると、商品価値を下げてしまいます。(風評被害)
劣化したプラスチックごみの微細破片化が進行しているため、細かいごみによる水産品への混入は、大変な問題です。
ごみを回収処理するための莫大な費用負担
- 漂着したごみの回収・処理の費用は、ごみを回収した場所の市町村が毎回負担しています。
- 日本におけるごみの漂着量は、東シナ海と日本海の沿岸で非常に多く、大都市部での漂着量は少ない。よって、市民一人あたりの負担に大きな差があります。
- 中でも離島では過疎化や高齢化から回収が困難なうえに、処理施設が島内になく、本土まで運ぶ費用の負担が重圧となっています。
大型ごみの影響による船舶の事故
- 大型の漂流ごみは、航行中の船舶との衝突やプロペラ破損などの重大事故を引き起こす可能性があります。
- プラスチックの袋などを海水とともに吸い込んでしまうと、エンジンが故障する原因の一つとなります。
ごみによる漁業道具の破損
- 大型の漂流ごみは、定置網や生簀等を損傷させるおそれがあります。
- 大型の海底ごみは、底曳き網を破るおそれがあります。