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'11 海ごみサミット・愛媛会議

愛媛県松山市愛媛大学で開催 2011年9月22・23日

主催 愛媛大学・一般社団法人JEAN
助成 河川整備基金
協賛 フィリップ モリス ジャパン株式会社
協力 NPO法人パートナーシップオフィス
後援 環境省,国土交通省,水産庁,海上保安庁,外務省,NOWPAP

 9回目となった今年の海ごみサミットは、愛媛大学との共催で、松山市の愛媛大学南加記念ホールで行われました。台風15号の上陸で、講師や参加者の多くが交通手段を失い、遅れての到着となるというハプニングもありましたが、開催地は台風一過の晴天で、サミットは予定通りの内容で実施することができました。行程を変更されて出直すなどして駆けつけてくださったみなさまには、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。テーマと、講演者は次の通りです。

第一部

「海洋ごみ研究最前線〜海洋ごみ問題に関する知見の共有」

第二部

「海洋ごみ問題に関する今後の調査・研究について」

第三部

「東日本大震災に起因する漂流漂着物問題について」

 近年、多くの分野から海洋ごみの研究への参入が活発になってきたことは、大変喜ばしいのですが、詳細な情報がさまざまな関係者には共有されていませんでした。そこで、今回は、どこで誰がどのような研究をしているのか、またその成果を改善に活かすためには何が必要なのかなどについて、研究者による最先端結果の講演を踏まえながら、みなさんと意見交換しました。
 レジンペレットを用いて、十数年前から国際的なモニタリングを展開している東京農工大の高田先生からは、「海ごみ問題は、言い換えればプラスチック廃棄物問題ともいえる。そもそもプラスチックをごみにしない、使い捨てをしないなどの根本策の議論が重要」との、基本的かつ重要な提起が改めてなされました。また、国、自治体、研究者、市民団体などが持つ多種多様な情報を散在させずに集約する仕組みが必要であることや、国がその役を担うことへの期待とともに、各関係者が自らの情報を発信し続けていくことも大切であることが確認されました。
 震災起因の漂流漂着物対策については、現状把握が少しずつ進められていますが、広範囲な対象海域に対して、把握できる地域は限られています。また、外洋に流出したものへの対応についての検討などは、まだこれからという状況です。震災からの復興とともに、海洋環境への負荷軽減のために情報を集め、とりうる対応がどういうものなのかの意見交換を続けていくことが必要だと思います。
第10回の節目の年となる来年は、初めて海のない自治体での開催が決定しました。京都府の亀岡市が、地域のNPOや保津川川下りの関係者などとともに、流域管理や発生抑制策などをテーマに開催したいと名乗りを上げてくださいました。日程、内容等はこれから協議を進めていきますので、どうぞお楽しみに。

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