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正体不明のごみの情報募集!!
これらのごみは、海岸などで複数発見されているものの、名称や何に使用されているものなのかがわからない状況です。以下の製品に見覚えがありましたら、ぜひ情報をお寄せください。用途がわかれば、流出や漂着・散乱防止につながります。
タツノオトシゴのようなプラスチック製品(No.011)▶
発見場所:茨城県神栖海岸(他)
特徴:タツノオトシゴのようなプラスチック製品。色は水色。釣針のように輪の方に太めのテグスが結びつけられ、釣針のように先端は曲がっているが、尖ってはいない。胴体には縞模様がある。韓国語で意匠登録8177号と記されている。
◀赤や白のプラスチックフック(No.012)
発見場所:北西ハワイ諸島ミッドウェー環礁、鹿児島県吹上浜(他)
特徴:赤や白のプラスチックフック。これまで単品で見つかってきたが、最近、No.013と同じような黒のゴムバンドを取り付けたものを発見。どのように利用されているのか、まだはっきりわかりません。
アナゴ筌に結ばれたタツノオトシゴ型フック(No.013)▶
発見場所:鹿児島県吹上浜(他)
特徴:上記No.011、012と同じ大きさで,形状はフックのようなタツノオトシゴ型。アナゴ筌(ウケ)の餌かごにゴムバンドでつながっているものを発見。漁具の部品のようだが、どのように、何のために使用されているのか、まだはっきりわかりません。
以下のごみは、正体が判明しました。
情報提供にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
◀プラスチック製コーナー材(No.009)
約3cmの黒・灰色のプラスチック製。
板状でクの字に折れています。
両側に線状のくぼみのようなものがあります。
◀発泡スチロール製小型球体(No.014)
直径約2cmと約3cmの2種類の発泡スチロール製小型球体。色は白。真ん中に穴が貫通しています。漁業用のフロートのようですが,それにしてはかなり小さなものです。2012年3月6日,沖縄県石垣島吉原海岸で大量に発見され、その後日本海側の海岸でも何件かの発見がありました。
2014年12月に島根県隠岐の島町で漁網と共に発見され、附近に散乱していた球体にはハングルの表記が見られました。
2015年10月の漂着物学会徳島大会での林重雄さんの発表中に、白樺の樹皮とこの球体を組み合わせて作った浮きについて紹介があり、朝鮮半島沿岸で刺し網用の浮きとして利用されている発泡スチロール製の浮きであることが判明しました。(下写真提供 Shige Beachcomber)
◀浄化槽等で使用されるくら型の微生物着床濾材であることがわかりました。(2011年12月)
大きさは直径10cmほどのプラスチック製。色は黒。前回判明した浄化槽の流動床担体と比べてかなり大きい。千葉港ポートパークの人口海浜で発見されました。
「トーヨーバイオハイレックス」(東洋ゴム化工品販売(株)製)
ハワイ諸島北西ミッドウェイ環礁の不明ごみでしたが,アナゴをとる時に使われるウケの先端部であることがわかりました。(2010年6月)▶
直径約3.5cmの黒いプラスチック製。
◀浄化槽の流動床担体(たんたい)
形状:黒く円筒状(網状)のプラスチック製。
長さ3cm、直径2.5cm程。
浄化槽のボール接触材▶
形状:白い球体のプラスチック製。直径3cm。
以下の漂着物は,これまでのICC活動で発見され,その正体が判明されたものです。詳しくは「ごみ辞典」をご覧下さい。