2013 海ごみサミット・東京会議
東京都中央区にて開催 2013年11月20・21日
主催 | 一般社団法人JEAN |
---|---|
協賛 | フィリップ モリス ジャパン株式会社 |
協力 | オーシャンコンサーバンシー、NPO法人パートナーシップオフィス |
後援 | (公財)日本離島センター、全国離島振興協議会、NOWPAP |
2013年11月、東日本大震災の発生から2年半が経ちましたが、今も2,700名の方の行方が不明となっています。また津波により海洋に流出した大量の漂流物は、2012年春からその一部が米国/アラスカ州、ワシントン州、オレゴン州およびカナダ/ブリティッシュコロンビア州の海岸に漂着し始め、日本社会にも知られるようになりました。JEANは、この間、環境省等からの支援を受け、米国NGOのオーシャンコンサーバンシーと連絡を取り合いながら、2012年8月にオレゴン州においてNGO関係者らと意見交換を行い、今後の連携方策等を検討しました。また2013年1-2月には地球環境基金によるハワイ州及びオレゴン州調査、6月には自己資金によりアラスカ州調査を実施しました。そしてこの9月下旬には、環境省の委託事業としてカナダ/ブリティッシュコロンビア州及び米国/ワシントン州調査を実施しました。
今回の海ごみサミットでは、これらの一連の現地調査の結果を日本社会に伝え、従来からの海洋ごみを含めた今後の対応について意見交換を行いました。併せて海岸漂着物処理推進法が制定されてから4年が経過し、同法の見直しの議論も始まっていることから、海洋ごみ問題の解決に向けたより効果的な方策について討議しました。
第一部
「経緯と2012年8月の米国オレゴン州における日米NGO等ミーティングから今年6月のアラスカ州の現地調査報告」
- 藤枝 繁氏(鹿児島大学水産学部・JEAN)
- ニコラス・マロス氏(米国NGO/オーシャンコンサーバンシー)
第二部
「2013年9月のカナダブリティッシュコロンビア州及び米国ワシントン州の現地調査報告」
- 藤枝 繁氏(鹿児島大学水産学部・JEAN)
- 佐藤 一道氏(パートナーシップオフィス)
第三部
「海洋ごみ、震災起因漂流物問題への国際的な対応」
- ニコラス・マロス氏(米国NGO/オーシャンコンサーバンシー)
- 赤井絵里氏(Japan Love Project)
- 坂本昭夫氏(海をつくる会)
第四部
「海岸漂着物処理推進法の見直し」
- 内藤 悟氏(東北公益文科大学)
- 小澤 卓氏(日本離島センター)