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クリーンアップキャンペーン結果

2010年結果概要

 2010年のクリーンアップには、北は北海道から南は沖縄県まで延べ41,642人が参加し、105トンのごみが回収されました。このうち秋に行われた「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup; ICC)」には10,441人が参加し、71 kmの海岸および水中から一つひとつ丁寧に拾い上げられたごみの総数は322,162個にも達しました。ご参加頂いた皆様,本当にありがとうございました。ここでは図を使って2010年のクリーンアップの結果の概要を報告します。詳しくは,「クリーンアップキャンペーンレポート2010」をご覧下さい。

クリーンアップ会場

参加者数,会場数,回収したごみの量のTOP5都道府県

総合ワースト10品目

ここに注目!

 よってワースト10品目の製品ごみの発生を完全に防止することができても、それだけでは海洋ごみ問題を十分に解決することはできない。

総合ワースト10品目の20年間の推移

ここに注目!

流出起源(破片類,陸上起源,海域起源)の特徴

ここに注目!

海域別の特徴

ここに注目!

まとめ

 水辺の漂着散乱ごみの特徴をまとめると以下のようになります。

 これら海洋に流出したごみは、一度海底に沈むと回収が困難となります。また海に流出したごみは,海の流れによって広域に拡散していきます。産業や医療に関わるごみの流出も大きな問題ですが、最も割合が高いのは、「飲料・食品」、「喫煙」、「生活・レクリエーション」など我々の日常生活に起因するごみです。よってまずは海と離れた陸上で生活する我々人類全員の生活が、海洋に大きな負担をかけているという意識を持つことが必要です。
 また近年、海岸に放置されたごみの破片化の進行は深刻です。特にプラスチックは、微小な破片となっても自然界では長期間分解されません。本結果から見えてくる効果的な対策は、全体の7割を占めるワースト10への集中的な対策となりますが、それには全体の半分を占める破片・かけら類の発生抑制が必要となります。これら破片・かけら類の多くは、海岸に漂着したものが紫外線による劣化や波浪による衝撃などによって破片化したものと考えられることから、破片化する前に海洋から回収し、海岸をきれいな状態で保っておくことが必要です。よって海洋ごみ問題の解決のためには、発生抑制策の推進はもちろんですが,これまでに流出したごみによる問題の深刻化を防ぐためにも、回収を積極的、継続的、効率的に取り組む必要があります。

活動

ICC

クリーンアップ会場マップ

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ブログ

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