これまでの活動
JEANのこれまでの活動をご紹介します。
海ごみサミット
海からの漂着ごみ問題がとりわけ深刻である地域を舞台に、同じ状況に悩む自治体や、
海のごみ問題に取り組むNGO/NPO、研究者、国の関係省庁担当者などが一同に会します。
おき会議 2005年11月3・4・5日
島根県隠岐の島町で開催しました。
つしま会議以降の取り組み等を含めた情報の共有を図り、問題解決に向けての継続的な話し合いの場として海ごみ問題改善のためのプラットフォームの必要性を確認しました。
つしま会議 2004年10月9・10日
長崎県対馬町で開催しました。
海ごみの現状と問題点について広くアピールすると共に、関係機関などとともに具体的な対応策を検討しました。
とびしま会議 2003年8月28・29・30日
離島のごみ問題を入り口に海洋ごみ問題に焦点をあてるために山形県酒田市飛島町で開催しました。
震災漂流物に対するJEANの取り組み
JEANでは,東日本大震災に伴う洋上漂流物に関し,関係機関と協力して以下の活動を行ってきました。
ハワイ島でのシンポジウムに参加しました
2015年12月3日から5日、ハワイ島のヒロで「2015 Hilo Symposium on Marine Debris &Tsunami Driftage」が開催され、JEANは二日間にわたって発表を行いました。 またハワイ島のサウスポイントにあるカミロ海岸でのクリーンアップにも参加し、マイクロプラスチックや日本から流出したカキ養殖用パイプなどをたくさん回収しました。この催しは、震災起因漂流物への取り組みを通じて、直接顔を合わせて意見交換したり、互いの活動情報を共有することがとても重要だと感じたHawaii Wild Life Fundのミーガン・ラムソンさんらが企画して実現したものです。
岩手県大槌町から流出した看板と、豆腐屋さんのコンテナ ワシントン州で発見
米国のワシントン州ロングビーチで、2015年4月15日と5月7日に相次いで、岩手県大槌町から流出した建設会社の看板と、豆腐屋さんの配達用コンテナが見つかりました。 大槌町に手紙で知らせたところ、持ち主と連絡をとってくださり、震災の教訓をつたえるものとして保管したいとのことで、JEANを経由して返還することができました。発見者のラス・ルーイスさんは、毎日海岸清掃を続けており、これまでに多数の漁具や、生活用品などを発見回収しました。
東日本大震災に起因する洋上漂流・漂着物の返還
福島県大熊町から流出した水上バイクが、2014年5月21日ハワイ州西方のジョンストン環礁にて発見されました。JEANでは、ハワイ州のICCコーディネーターのクリス ウーラウェイ氏からの協力要請を受け、船体番号を手掛かりに持ち主を見つけました。その後、奇しくもホノルル港に入港中だった福島県立いわき海星高等学校実習船「福島丸」の協力を得て、水上バイクは同年11月10日にいわき市小名浜港に到着し、持ち主との再会を果たしました。長期間の漂流で傷みの激しかった水上バイクですが、メーカーであるヤマハ発動機株式会社の協力により、修理が行われ、2015年12月20日にあらためて持ち主への引き渡しが行われました。
「東日本大震災に伴う洋上漂流物に関するカナダBC州・米国WA州現地調査」報告
JEANでは、2013年9月24日〜10月2日,環境省からの支援を受けて、 カナダブリティッシュコロンビア州および米国ワシントン州において東日本大震災に起因する海洋漂着物に関する現地調査を実施しました。BC州バンクーバー島およびWA州オリンピック海岸の状況確認調査などの詳細は,以下をご覧下さい。
「東日本大震災に起因する海洋漂着物米国アラスカ州現地調査」報告
JEANでは、2013年6月25日〜6月30日,(公財)笹川平和財団からのご支援とJEANの自己資金によって、米国アラスカ州において東日本大震災に起因する海洋漂着物に関する現地調査を実施しました。モンタギュー島の海岸部の状況確認調査などの詳細は,以下をご覧下さい。
「東日本大震災に伴う洋上漂流物に係る日米NGO連携推進調査」報告
JEANでは,2013年1月,2月,平成24 年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金委託事業「東日本大震災に伴う洋上漂流物に係る日米NGO連携推進・調査及び国内への情報発信事業」において,米国ハワイ州及びオレゴン州調査を実施しました。また3月には,東京都と仙台市において上記調査の報告会「震災漂流物の漂着への対応と海洋ごみ問題〜日米NGO 連携調査の報告〜」フォーラムを開催しました。実施結果の詳細は,以下のプレスリリースをご覧下さい。
「日米NGO等による震災起因漂流物への対応に係るミーティング」開催報告
2012年8月4日〜6日,米国オレゴン州ポートランド市およびキャンノンビーチ市において"日米NGO等による震災起因漂流物への対応に係るミーティング"が開催されました。実施結果の詳細は,以下のプレスリリースをご覧下さい。
その他のおもな活動
海ごみフォーラム・JAPAN発足シンポジウム 2007年5月23日
海ごみ問題の解決に向けて、JEANが長年提案してきた関係者による情報共有、協議の「場」である“海ごみフォーラム・JAPAN 始動のためのシンポジウム”を開催し正式な発足を確認しました。
山形ICC&WS 2006年9月29・30日
JEANが国連環境計画(UNEP)北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)のワークショップに協力し、実地研修などを通じてICCの考え方や手法を共有し、各国からの参加者のICCに対する理解促進を目的に開催されました。
「愛・地球博」へ出展 2005年8月
NGO/NPOが月ごとに入れ替り展開した「地球市民村」で、8月の1ヶ月間をアイサーチ・ ジャパンと協働出展しました。
きれいな海辺アクトフォーラム 2004年より3回開催
海ごみ問題の対策と仕組みを整え、より具体的な取り組みに結びつけていくための話し合いの場として、国土交通省河川局海岸室との共催により継続的に開催しています。